さらば、弟よ

ついに、弟が大分を離れ、京都へ帰って行った。
あっという間の2泊3日である。
仕事初めが1月の6日だそうで、余裕もある。年をまたいで、年越し蕎麦とかおせちとか、食べて行けばいいのに。なんて思っていたが、そこは出不精な弟よ。こちらにいれば、やれ初詣だ、やれ家族写真だと連れ回されるのが目に見えている。
去り際、「やっと家でゆっくりできる」と言って帰って行った。
いやいや、君こちらでも家から一歩も出なかったやんと思ったが、彼にとっては普段住んでる家の方がゆっくりできるのだろう。
家から出したい家族と、外に出たくない弟との水面下の戦いが勃発していたのだ。


そんな弟でも、私より立派に働いており、貯金もすんげーある
だって、人付き合いが悪いので遊ばないし、趣味は漫画とゲーム、酒タバコはしない。金がたまる一方だ。
金が全てというわけではない。
されど、金がなければ生けてはいけぬ。
口では言わないが、兄はお前のことを尊敬しているよ。

私は今だに親に頼って生きている。もう20代も半ばになろうとしているのに・・・


くそう、これも中国へ行くまでの辛抱。
といっても向こうでの給料は、こちらでアルバイト生活するのと変わらんものだし、帰ってから就職の当てがあるかもわからない。

ずーーん、である。


ま、なんとかなるだろう。
世の中いろんな人がいるのだ。
中国に行って、帰ってくるだけにはならないよう、頑張るのだ。
そう言って、今日もコタツでぬくぬくもぐもぐ。
私の腹周りが肥えるばかり・・・

明日は大晦日
年越し蕎麦とか、餅とか、大変だぁ。